Initiatives教育への取り組み

工学システム学類の教育への取り組み

工学システム学類では、以下のような教育点検活動を継続的に実施することで、教育活動のさらなる実質化を進めています。その結果、2004年度よりJABEEの認定プログラムとなっています。

  • 「学生を将来どのような技術者にするのか、そのために修了時に何をどの程度身につけさせようとしているのか」を明示した工学システム学類の教育の目標(目標とする技術者像、学習・教育到達目標)を設定し、公開しています。
  • 人材養成目的、求める人材、教育の質の保証と改善の方策、学位授与の方針、教育課程編成・実施の方針を学群スタンダードとしてまとめ、公開しています。
  • 工学システム学類の教育の目標を達成するためのカリキュラム(授業科目の流れ)を設計し、公開しています。
  • カリキュラムの設計に基づき、関連する学習・教育到達目標、各科目の教育内容・方法,到達目標,成績の評価方法・評価基準を示したシラバスを作成しています。成績評価はシラバスに記載された内容に従って厳密に実施し、成績評価の経緯を記録しています。
  • 学類として自学自習のための多様な設備を整備しているほか、クラス担任制度、ティーチングアシスタント制度等、授業等での学生の理解を助ける充実した支援制度を設けています。
  • 学類生自身が工学システム学類の教育の目標をどれくらい達成しているか、達成度評価表を用いて継続的に点検をしています。また、特にケアが必要な学生はクラス担任が面談を行うことで、学類として達成度の状況が改善するよう見守っています。
  • 工学システム学類の教育は、広い分野に跨がる十分な数の教員によって担われています。また、教育支援体制として、教育業務に関する事務支援を行うシステム情報エリア支援室、および、情報環境技術関連業務、実験装置・機器の開発、教育機器の管理等の教育支援を行うシステム情報工学等技術室が設置されています。
  • 教育担当者ネットワーク(科目間メーリングリスト・工シス教員のみアクセス可能)を整備し,各学期毎に,各科目の教育内容に関する点検結果.および,改善方針に関する情報を交換し,改善に向けての議論を行っています。また、毎年、大学教員業績評価を実施し、教員の教育活動を評価しています。
  • 教員の質的向上を図る取り組み(ファカルティ・ディベロップメント)として、学生による授業評価アンケート、学生が主催し、学生からの要望を教員に伝えるためのクラス連絡会、新任教員研修会をはじめとするFD研修会が定期的に行われています。
  • 授業担当教員は、毎年「学生からの授業に対する要望への対応」および「前年度と比べた授業の改善」を記したティーチング・ポートフォリオ(工シス教員のみアクセス可能)を作成・提出し,授業改善状況を自発的・継続的に把握しています。
  • 入学者の選抜方針を定めたアドミッション・ポリシーに基づき、多様な入試方法によって、必要な資質を持った学生を選抜しています。また、他の高等教育機関等で取得した単位や、編入生等が編入前に取得した単位を認定するにあたっては、定められた認定基準に基づき、工学システム学類教育会議および理工学群での承認を経て、単位認定を行っています。
  • クラス連絡会、授業評価アンケート、企業アンケートを定期的に実施し、その結果を踏まえ、 工学システム学類教育会議において教育活動の点検をすることで、 学生や就職先企業などのニーズを教育に取り入れています。
  • 教育点検の仕組みを構成する会議として、工学システム学類教育会議、カリキュラム委員会、PDCA委員会、FD委員会、クラス担任連絡会、クラス連絡会があります。そして、工学システム学類教育会議を中心として,教育活動を点検するための仕組みとしてのPDCAサイクルを、学群スタンダード(全学工学システム学類)において公開しています。